月山、湯殿山に続いて・出羽三山最後!羽黒山(はぐろさん)にて、珍しい見開き御朱印をいただきました~♪

今回は、前回に続いて出羽三山シリーズの最後、羽黒山に行ってきたときのことを書きたいと思います!

出羽三山の一つである月山から見て、北西方向にある山で、そこから西を見下ろすと鶴岡市が見える位置関係になります。

羽黒山ってどんなところ?って話なんですけど、他の出羽三山と一緒で月山・湯殿山と同じく山伏さんに信仰されていた山のひとつです。
当時から、スピリチュアルな気をひしひしと感じていたんでしょうかね~。

ただ、なかなかロマンチックなところでもあって、名だたる俳人が石碑に詩を刻んでいたりします。それもそのはずで

羽黒山の山頂には、ステキな池があるんです。その名も「鏡池」です。


羽黒山の山頂には神社があるのですが、ここに祀られているのは神様や観音様です。
しかし、ご神体はこの鏡池なんです。
池自体が神聖なものとされていて、昔からそのスピリチュアルな力を目当てに、多くの人が祈りを捧げていたんですね。
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池には自然が映し出されていて、緑もいっぱいです!
湖面を見ていると、生命力をひしひしと感じられました。

鏡池の名前は、池の中に青銅鏡が500枚以上埋設されていたことに由来します。

もともと神聖なエネルギーを宿す中に、それだけの青銅鏡を埋めたことには、どのような理由があったのでしょうか。

実は、昔の人々が神様や仏様を礼拝する目的で、鏡の表面に仏像や神様の文様を入れて鏡池に捧げていたのです。
これらの青銅鏡は「羽黒鏡」とも呼ばれ、平安時代から江戸時代のものまで様々です。

日本人って、こういうところが本当にすごいと思います。
スピリチュアルブームってよく言いますけど、そもそもそういう気持ちが過去から現代までずっと続いているだけのような気がしました。
ひょっとしたら前世の私も、鏡を投げ込んでいたのかなぁ……。

ちょっとたそがれた後は、気を取り直して(?)御朱印をいただいてきました。
こちらも見開きで2枚使っていただきます。
いつ見ても、ダイナミックな御朱印ですね!出羽三山御朱印は全部見開きで、ホントカッコいいです
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羽黒山は、出羽三山の始まりの山と言われています
他の二山である月山・湯殿山が、雪深い山頂や渓谷にあることから、三山の神様を合祀している山としての意味も持ちます。
そのため、御朱印も「三神合祭殿」としてもらうことになります。

何となくトクした気分になって、山を下りようとすると、有名人の像を見つけました。
松尾芭蕉像です。
こんなところにもいたんですね。

羽黒山では、鏡池の緑あふれる生命力に加えて、昔の人たちが青銅鏡に込めた気持ちや思いを受け継いだ気持ちになれました。
自然の力と人の力を得られるパワースポットは、全国を探してもそう多くはないと思います。

他の二山(月山、湯殿山)も含めて、またもう一度行きたいです!神秘のパワースポットに